2020年1月2,3日に開催される箱根駅伝の大会結果・速報をまとめていきます。
かつてない戦国駅伝と言われる本大会、激戦必至のレースをまとめていきます。

箱根駅伝スタート地点
結果速報
1区(21.3 km)
最初の1キロを2分45秒とハイペースで始まったものの、そこからは集団で進む展開する。
4キロ過ぎで国士舘大学の荻原選手・順天堂大学の原田選手が苦しくなり、5キロ通過は14分23秒。
早稲田大学の中谷選手が1キロ2分50秒のハイペースで引っ張る。
7キロ過ぎで法政大学の久納選手も苦しくなる。10キロの通過は28分48秒。10キロ過ぎで学生連合チームも集団から離れる。
ここまで早稲田の中谷選手と東海大学の鬼塚選手がハイペースで先頭を引っ張る。
11キロで1区区間賞候補の東洋の西山選手、神奈川の西方選手、拓殖の竹蓋選手、中央の千守選手が遅れ始める。ハイペースのため、オーバーペースと感じた選手は自分のペースに切り替える選手も多い。
東洋大学は早めに離れたものの、じわじわと盛り返してくる。
13キロ過ぎで、東京国際の丹所選手、日本大学の横山選手、筑波大学の西選手が先頭から遅れる展開。
15キロで駒澤大学の中村選手も厳しくなる。18キロ地点で創価大学の米満選手がスピードを上げ、集団がばらけ始める。ここで明治大学・早稲田大学が苦しくなるが、早稲田の中谷選手は再度食らいつく。
18.8キロの跨線橋の下りを利用して國學院大學の藤木選手が飛び出しギヤを切り替える。2位集団では創価大学の米満選手が飛び出し、激しい首位争い。
鶴見中継所のタスキリレーは以下の順番(大学名、カッコ内は秒差)
創価大学の米満がトップでタスキ渡、続いて國學院大學(5)、日本体育大学(8)、東海大学(10)、中央学院大学(13)、早稲田大学(17)、青山学院大学(18)、帝京大学(19)、駒澤大学(54)、明治大学(56)ここまでシード権
筑波大学(1'33)、神奈川大学(1'35)、東京国際大学(1'49)、東洋大学(2'02)、日本大学(2'04)、中央大学、学生連合、拓殖大学、順天堂大学、法政大学、国士舘大学の順でタスキを繋ぐ。
区間賞は創価大学の米満選手。米満選手は佐藤悠基の区間記録まであと5秒という素晴らしいタイム。
以下、1区間記録速報(区間記録詳細はこちらから)
⑴米満 怜(創価大)1:01:13
⑵藤木宏太(國學院大)1:01:18
⑶池田耀平(日本体育大)1:01:21
⑷鬼塚翔太(東海大)1:01:23
⑸栗原啓吾(中央学院)1:01:26
⑹中谷雄飛(早稲田大)1:01:30
⑺田圭太(青山学院)1:01:31
⑻小野寺 悠(帝京大)1:01:32
2区
スタートして1キロで創価大学のムイルに國學院大學の土方と日本体育大学の山口、東海大学の塩澤が追いつく。
青山学院大学、中央学院大学、早稲田大学も先頭に追い付き7人の集団で先頭は進む。
8キロ地点で帝京大学も10秒差で続き、日本体育大学の山口選手が苦しくなる。戦闘は國學院大學のキャプテン土方が引っ張る。
國學院大學のとしては、2区の土方と5区の浦野の走りで往路優勝を狙いたい考え。
後続では、東洋大学の相澤選手と東京国際大学の伊藤選手が並走しながら追い上げていく展開。相澤選手は10キロを28分22秒で通過し、モグス選手の区間記録より3秒早いペース。
10キロ過ぎに明治大学を追い抜き10位,11位まで順位を上げる。
先頭集団は権太坂で中央学院大学の川村選手と創価大学のムイル選手が苦しくなる。
青山学院大学は1年生の岸本の6人抜きの快走で2区終了時点で首位に立つ。
以下通過順位とタイム差を記載
先頭は青山学院大学、早稲田大学(1)、東海大学(2)、國學院大學(3)、帝京大学(27)、創価大学(37)、東洋大学(38)、東京国際大学(46)、日本体育大学(1'12)、中央学院大学(1'12)ここまでシード権
拓殖大学(1'24)、明治大学(1'27)、駒澤大学(1'50)、日本大学(2'50)、筑波大学(3'36)、国士舘大学、順天堂大学、中央大学(3'54)、関東学生連合(5'25)、神奈川大学(5'26)、法政大学(5'54)の順でタスキを繋ぐ。
区間賞は相澤選手がモグス選手の区間記録を破る前人未到の1時間5分台でタスキを繋ぐ。
以下2区区間記録速報(詳細はこちらから)
⑴相澤 晃(東洋大)1:05:57※区間新
⑵伊藤達彦(東京国際大)1:06:18
⑵R.レメティキ(拓殖大)1:06:18
⑷R.ヴィンセント(国士舘大)1:06:46
⑸岸本大紀(青山学院)1:07:03
⑹太田智樹(早稲田大)1:07:05
⑺塩澤稀夕(東海大)1:07:13
https://twitter.com/dance_des_grues/status/1212544622699769856?s=20
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3区(21.4 km)
先頭は青山学院大学の鈴木塁人選手が非常に速いペースで逃げる展開、差がなく早稲田大学・国士舘大学と東海大学が続く。
先頭青山学院大学は3キロ通過が8分13秒と下りとは言えども、非常に速いペースで進む。
後続では、東京国際大学のヴィンセント・駒澤大学の田澤が区間記録を上回るペースで追い上げを見せる。
先頭の鈴木も区間記録を上回る驚異のペース(10000 m通過を27分52秒)だが、8位で走り始めたヴィンセント選手がそれをさらに上回るペースで驚異の追い上げを見せる。
また、13位で走り始めた駒澤大学の田澤選手も素晴らしい追い上げ。
以下、3区区間記録速報(詳細はこちらから)
⑴Y.ヴィンセント(東京国際大)59:25※区間新
⑵遠藤大地(帝京大)1:01:23※区間新
⑶田澤 廉(駒澤大)1:01:24※区間新
⑷鈴木塁人(青山学院)1:01:32
⑸青木祐人(國學院大)1:01:34
⑹西川雄一朗(東海大)1:02:20
⑺手嶋杏丞(明治大)1:02:21
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4区(20.9 km)
2位の青山学院大学の吉田選手が東洋大学の相澤選手が樹立した区間記録を上回るペースで追い上げを見せる。
10キロ地点で、山登りに浦野雄平選手が控える國學院大学も青山学院大学から30秒差の3位と往路優勝が見える範囲でレースを進める。
20キロ地点において、区間記録を大きく上回るペースで青山学院大学の吉田選手が突き進む。
これまでは常に11番目の選手でした。今回初めてのメンバー10人に選ばれ、その思いをぶつける走り。
なお吉田選手は箱根で競技は終える見込みとのこと、その分の気持ちが奮い立たせる。
青山学院大学が先頭でタスキを繋ぐ。区間賞は青山学院大学の吉田祐也選手。
東洋大学の相澤選手が樹立した区間記録を30秒更新する素晴らしい走りで首位を奪還した。
以下4区区間記録速報(詳細はこちらから)
⑴吉田祐也(青山学院)1:00:30※区間新
⑵名取燎太(東海大)1:01:37
⑶中西大翔(國學院大)1:01:53
⑷福田悠一(創価大)1:01:55
⑸小島海斗(駒澤大)1:02:01
⑹岩佐壱誠(帝京大)1:02:11
⑺千明龍之佑(早稲田大)1:02:25
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https://twitter.com/Rs_2151/status/1212575731198263297?s=20
5区(20.8キロ)
青山学院大学は昨年1年生ながら8区区間2位の走りを見せた飯田選手が先頭をいいペースで逃げる。
飯田選手は、一度は國學院大學の浦野選手に差を詰められながらも、再度引き離して区間新記録の走りで往路優勝を飾った。
東京国際大学は東海大学との競り合いを制して大学史上最高の3位でフィニッシュ。
まさかの14位に沈んでいた東洋大学の宮下選手も気迫の走りで個人トップの1時間10分25秒の区間新記録の走り。
最終5区も区間3位までが区間新記録となる高速レースを象徴するような好記録での決着となった。
以下5区区間記録速報(詳細はこちらから)
⑴宮下隼人(東洋大)1:10:25※区間新
⑵飯田貴之(青山学院)1:10:40※区間新
⑶浦野雄平(國學院大)1:10:45※区間新
⑷青木涼真(法政大)1:11:06
⑸鈴木聖人(明治大)1:11:49
⑹井手孝一(神奈川大)1:12:02
⑺西田壮志(東海大)1:12:04
飯田くんいけーーー!!#箱根駅伝 (5区)#青学駅伝#やっぱり大作戦
飯田貴之 選手(2年) pic.twitter.com/jfcDYKsVmu— えりえり (@17haseEri) January 2, 2020
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往路総合成績
- 青山学院大学 5時間21分16秒(往路新記録)
- 國學院大學 5時間22分49秒(往路新記録)
- 東京国際大学 5時間24分33秒(往路新記録)
- 東海大学 5時間24分38秒
- 明治大学 5時間27分11秒
- 帝京大学 5時間27分15秒
- 創価大学 5時間27分34秒
- 駒澤大学 5時間27分41秒
- 早稲田大学 5時間28分48秒
- 拓殖大学 5時間29分08秒
- 東洋大学 5時間29分15秒
- 中央学院大学 5時間29分17秒
- 中央大学 5時間31分40秒
- 順天堂大学 5時間31分52秒
- 日本大学 5時間32分53秒
- 法政大学 5時間33分00秒
- 神奈川大学 5時間34分11秒
- 日本体育大学 5時間34分35秒
- 筑波大学 5時間37分53秒
- 国士舘大学 5時間38分37秒
OP関東学生連合チーム 5時間34分54秒
大会結果詳細はこちらから
往路3位のチームまでが往路新記録という非常に高速レースでの決着となった。
復路にも充実の戦力を残している青山学院大学が有利な展開だが、駅伝は何が起こるか分からない。
明日も目が離せない展開になりそうだ。